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2月23日つぶやき2

(握られた鮨)

「想い詰まった物語」が
詰まった一貫。

(握った鮨)
とりあえず….旬だから….
良いのがあったから….
コースとして揃えた….
1日1日のブレがある型のない鮨。

(握られた鮨)
口に入れ飲み込んだと同時に
お客様の頭の中で「知りたくなることばかり」を考えさせられる。
興味が湧く。
「一貫入魂」を感じさせるものだ。

「握った鮨」は….
感じないんです。
口の中が不感症。
「美味しい」んだけど….
印象に残らない。
なにも頭に過らない….
明日には何を食べたか覚えてない…

同じ握りでも伝わりかたが
全くちがう。
同じ鮨なのに….

握られた鮨は、私があれやこれや
能書きを言うよりも鮨そのものが
喋るんです。

能書きの100倍力があります。

それ以上に伝えて行きたい場合(素材)には「魔法の言葉」を
添えてお出しします。
力は200倍になります。

その魔法の言葉とは….
ここに至る、鮨になるまでの物語ですね。
その「物語」が特に魔法になります。

海→天候→漁師さん→仲買さん→
連絡→出会い→調達→仕込み→
選ばれし本日のお客様→食す

食すまでの歴史ですね。
少しオーバーかな….

そんな仕入れをして鮨が握れる
事は幸せなんですよ。

過去の苦悩な日々の話です….
全く何をしたいのか定まらずいた過去

ある恩師からの言葉

「本気」か?
「買わされるな!買え!」
「あるもの揃えるのは晩御飯の買い物」
「一つ一つ浅利一つでも一粒づつでも
選び抜け」
「そこで不満なら現地まで行け!」
「足を使え!」
「店休んででもいい」
「無いなら断れ!予約があろうが店閉めろ!」
「てめえの財布事情で仕入れするな!」
「ちゃんと仕込め!」

今考えても凄い言葉だった….

ただ、今それが生きている。
それだけは間違いない。

今ではこんなことを自分自身に
問いただす事が出来るようになった。

「本気」だ
携わる皆が本気だ。

「握られた鮨」は本気の塊だ!

携わる皆様の想いを一心に僕が代表して握る「握られた鮨」はたった10㌘のシャリと12㌘のネタに全てが詰まっている。

「握った鮨」など何処にもない。
あってはならない。
そんな軽いものは何も伝わらない。

今以上にもっと精進します。

いつもありがとうございます!

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こはだ(長崎)中央卸売市場場外……中村商店